若い時計台
NFCの建物から出る。
外はもう少し暮れかかっており、ヒサヤ大黒堂のネオン一文字の上に半月が見え始めてた。夕暮れ時の週末の銀座は人もまばら。気候もよく爽快だ。
敗戦わずか2年後のその映画を見終わった満足感で、久々に気分がいい。
京橋から、裏通りをぶらぶらしなから数寄屋橋まで歩いた。
すっかり月は夜空の上だなと見上げた。
あ、太陽の塔?
小さなこの公園は、なんどか通りがかっているはずなのに初めて気がついた。顔はシチズンの時計。夜の帳にクネリと伸びる手。その照明が、金属の胴体を妖しい光で照らしてる。
おもわぬ発見になんだか嬉しくなって、月を見た。
(右上の白い点がそうデス)
参考:
http://www1.kcn.ne.jp/...
http://www.dentan.jp/ginza/...
http://www.new-york-art.com/...
初出:関心空間1.0カテゴリ“ i'm lovin' it.”