ぱぴぷぺぽきぷし通信

過去関心 Poughkeepsie のKW

「重子」と「熱子」

 プロジェクトX「デジタル・カメラ」

 

 カシオが1987年に発売したが商業的に失敗した。が、執念で1995年「デジカメ世界初の大ヒットQV-10」の開発模様が出てましたね。

 最初は、ソニーの動画カメラの市場にバッティングし完敗。ビックカメラ売り場で開発者自らが泣く泣く投げ売り。開発責任者は左遷され「闇研」(クビ覚悟で隠れて研究)で、細々と開発。

 何とか、寄せ集め部品でデジタル化したが、一昔前の液晶プロジェクター程のででかさ、重さ、発熱量。

あだ名が「重子」と「熱子」

 仕方なくファインダーの場所が、空冷ファンに。かわりに、液晶TVをファインダーにしたのが後に思わぬ効奏に。

 近くの公園で世界初の被写体になった経理の女性が、「これって面白い!」

「撮ってすぐ見られる」デジカメのメリットに素直に反応。

 前回の大失敗があるので「カメラ付き液晶TV」として役員会を通し、寄せ集め部品を集積化。開発者自らアメリカの家電ショーに単身乗り込み、体当たりデモで大ブレーク。

 家電店の派遣販売員に廻された元開発者の「これからはPCへの画像取込み機能を!」のアドバイスもあり現在に至ったとさ。

 カードザイズには隔世の感ありですな。

の画像