ぱぴぷぺぽきぷし通信

過去関心 Poughkeepsie のKW

シーモアさんと、大人のための人生入門

イーサン・ホークが俳優としての自分に悩んでいたときに知り合ったピアニスト「シーモア・バーンスタイン」との交流から生まれたドキュメンタリー映画、彼の監督作品

ピアノの先生に薦められ本日観てきました

音楽が好きなすべての方におススメ、というより音楽映画の枠を超え、疲れたきっと多くの人の心を解してくれます

なかでも白眉はイーサンの劇団の為の、引退以来実に34年ぶりのリサイタルを記録したエンディング

NY・スタインウェイ(ご存知の通りハンブルグスタインウェイとは親族ブランド)のホールで行われたのだが、地下室にずらりと並んだグランドの中からそれぞれ試し弾いて選ぶシーンがお気に入り

 

 「これだ!この和音の響きが、ほらっこんなに違う!」

 (同じ仕様で造っても個体差って・・・ピアノも人それぞれ)

--

アーティストとして、1人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、87歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。バーンスタインの漂わせる安心感やピアノ演奏に魅了されたホークは、バーンスタインのドキュメンタリー映画を撮ることを決意する。50歳でコンサートピアニストとしての活動をやめ、以後40年近くの人生を「教える」ことに捧げ、けっして平穏ではなかったバーンスタインの人生が、ピアノの旋律とともに繊細な言葉で語られていく。

映画『シーモアさんと、大人のための人生入門』予告編

http://www.uplink.co.jp/seymour/

の画像

Coffee Tram

青山のオフィスに通ってた頃、表参道駅のあの狭くて A5 の狭く急な階段を上ってやっと地上に出たとき、その日の風向きによるけど、えもいわえれぬ深煎り豆の焙煎の良い香りがしてきた時には、朝からなんとも幸せな気持ちになれたものだ。

そんなお気に入りの大坊珈琲が建物の建て替えに伴い惜しまれつつ閉店した。

大坊さんはというと、ご自宅にあのカウンターを設え、例の人力の手廻しロースターで豆を煎り、例によってお湯入れは右手固定でネルの左手を注意深くちいさな弧を描くようにまわし・・・で、いまでもご友人にあの味を振舞われているという。

たとえば、

鳴り物入りのブルーボトル・コーヒーにしても流行りは浅煎りみたい・・・どうも私にはピンとこない。

で、

もともと大坊珈琲を教えてくれた知人から教わったのが弟子筋が始めたこのお店。

恵比寿の ' Bar Tram ' の店を昼間借り、19:00までは珈琲屋としいわゆる二毛作でスタート。

懐しくって、

今回の上京では二日続けてお邪魔した。

秋晴れにしてはちと暑く大好きな大坊珈琲風のアイスコーヒーを飲む。

 

 これだ!かなりかなり近い!

煎りは濃いのに酸味も雑味もない飲みやすい大坊珈琲の世界が再現されている。

もとは Bar なので昼でも薄暗く、酒瓶が壁面いっぱいの店構えが良い雰囲気ですしね・・・入り口の木製の扉が半身分なのが面白い。

おしむらくは、

アイスの場合、本家のあの「かちわりのまん丸氷」ではないことと、大坊珈琲のあの画期的なシステム(豆と水の量を指定しそれぞれが好みの濃さで頂ける)は受け継いでないこと。

そうはいっても、

本家と同じく人力手回しロースターの自家焙煎豆も買っちゃいましたが、上京のたびに通うと思います、ここは。

 参考:

 絶滅した名コーヒーが再び! 大坊珈琲店の味が復活

 食べログ

 HP:

 http://small-axe.net/coffee/

の画像

シン・ゴジラ

エヴァンゲリオンにも庵野にも疎い自分ですが、そういうひとにこそおススメ。

海外ではうけない「ガラパゴス」といわれようがかまうこったない… この島で流行ればそれで良いのです。

とにかく、

破壊の限り悪行を尽くすシン・ゴジラの身悶えには見惚れてしまい、喝采すらするのに、やはりやがて哀しき…なのです。

なかでも、

品川・蒲田・武蔵小杉・銀座・東京駅に馴染みのある方には特に。心骨頂、中盤の第二形態や第三形態への変化の図は必見。

はいはい、

もう観た方には、いわゆる「石原さとみ」問題は避けては通れませんが、これを読んでスルーして下さいな / 笑。

朗報!

何回も観てしまう中毒患者の口コミ効果もあり大ヒットだそうですが、そろそろ劇場公開も手仕舞いか?と思いきや、ロングラン上映が決まったそうでなにより。

 とにかく、

  出来るだけ、

   ネタバレを振り払って、

    劇場へ急げ!

ところで

無論、伊福部昭の原音が良いのですが中盤まではこれもなかなかいい味出してるし。ベタなんだけど癖になる ' Who will know '

これの編曲版の楽譜200円をぽちって、ピアノのお稽古してまーす♫

の画像

QMONOS

驚異的な伸張性と強さを併せ持つ「蜘蛛の糸」 そのクモ糸の遺伝子配列をすべて調べ上げ、新たに設計した遺伝子を微生物に組み込み、人工的なタンパク質を糸に紡ぐ方法を見つけ、大量生産を実現した  --  クモ糸フィブロインを作り出す遺伝子を他の生物に組込み  原料となるたんぱく質を作り出し、繊維化する  用途は無限:繊維やフィルム、ゲル、スポンジ、パウダー、ナノファイバーや果ては医療用人工器官・・・  -- このニュースが報道されたのが2013年 で今回、「TOYOTA LEXUS」のコンセプトシートに採用されたそうな  ' Kinetic Seat Concept ' ネタ元  http://www.huffingtonpost.jp/2013/05/...  http://eijimiyamoto01.blogspot.jp/...  http://www.youtube.com/watch?... の画像

ヒトものバス

過疎が進む岩手でかしこい取組が始まっているそうだ

クロネコ、バスに乗る」

 人々の足として欠かせない「公共バス」は、多くが赤字・・・・

 おなじく人口密度の低い市場での運搬コスト増に悩む宅配業者

 ならばと、バス後方にフォークリフトで直接荷の出し入れができるスペースを確保し、「1台のバスが乗客と宅配荷物を運ぶ」

--

ネタ元

 「広大な過疎地の路線維持と、輸送効率を高める狙いで、ドライバー不足の解消にもつながると期待される。」

 http://www.nikkei.com/article/...

の画像

ハイウェイ その弐 米国

初出

2003/10/1 登録

路地裏旅行社 Poughkeepsieの空間

カテゴリ< 乗り物に乗るのが旅 >

ハイウェイ その弐 米国」(1990年ころのお話し)

--

道なりという言葉があるが、ここでは「土地なり」なんだなと感じさせるのが広大な米国の道だ。

・「うねり」なんて、いちいち几帳面に補正なんてしてられません。そして、浮いたり沈んだり…ずっと先まで見通せるのが面白い。「大陸」を走ってるんだなぁと実感できる。

・地平線のずうっと向こう、ポツリとちっちゃな白いものが浮んでる。下がモヤッてる。随分走ってやっと近くまで来た。まるで綿飴からザラメの糸が空気に溶け込んでいるかのよう。

あそっか、雲なんだ。そこにだけ雨が降っていることにやっと気付く…当たり前なんだけど。

の画像

現金自動預払機

初出 2003/10/25 登録 「路地裏旅行社 Poughkeepsieの空間」 カテゴリ< 個人旅行は技術だ > 「自動現金預払機」(1990年ころのお話し) -- " Automated Teller Machine " ・今でこそ日本でも各社の銀行システムが繋がりコンビニやそこかしこで24時間利用可能だが、初めて渡米した'90にはすでに全米ネットのNYCEとかCIRCUSといったシステムが当たり前でどこでも利用できた。" No Charge!! "でなんて便利なんだとビックリした。 " Deposit(預ける) & Withdraw(引き出す) "と共に実生活に直結して憶えた語彙でもある。 ・8ヶ月の滞在だった為、送金受取り用に口座開設した。どぎまぎしながら初めて窓口の列に並んだこと。そして日本と違って口座維持の " Charge " が取られることを知らず、思わず拙い英語で説明を求めたことを思い出す。 ・スーパーマーケットの買い物時のカード決済とは別に現金が必要な時、レジ横のA.T.M.がとても便利だった。がマンハッタンなど街中では、ほんとビルの壁にむき出しで! 下ろす時には辺りを見回しながらドキドキものだった。ちょうど日本の夜間金庫投入口みたいな無防備さでぺたっと付いてたんだもの。特に夜はね… の画像